HOMEPhyt’s Journal 漢方で花粉症対策 ~バランスのとれたカラダを目指そう!~
  • 漢方で花粉症対策 ~バランスのとれたカラダを目指そう!~

    健康的な美しさのための、ちょっとしたコツをお届けする「キレイの処方箋」。今回は、日本漢方生薬ソムリエ協会認定 漢方生薬ソムリエの宮嶋雅也さんに、漢方における花粉症の原因と対策についてお聞きしました。

    【漢方は日本独自の医学です】

    「漢方」と聞くと、中国というイメージが強いかと思いますが、実は「漢方」は、中国古代の伝統医学の理念を元に作られた医学が、日本人の体質や気候、風土に合わせて改良され、長年の研究とともに独自に発展してきた日本固有の医学なのです。そのため、中国で発展してきた中医学や、ヨーロッパで発展してきた西洋医学とは、理論や治療法が異なります。

    そもそも「西洋医学」と「漢方」の違いとして、西洋医学は“病気(疾病)”を対象として治療をします。しかし漢方は“人”を対象として治療をするといわれることがあります。これは、西洋医学はそれぞれの疾患や症状など、個々を重視する一方、漢方は身体全体の調和を図ることを目的とし、総合的に身体の各症状を重視するためです。そのため漢方では、症状を発生させる根本的な原因を解決するための治療薬が処方されるので、本人でも気付かなかった思わぬ症状が改善されたりします。

    【漢方は日本独自の医学です】

    【漢方における花粉症の原因は水分代謝の異常】

    漢方医学では花粉症は「水毒」によるものと考えられます。「水毒」とは水の代謝がうまくいかず、体の内側に停滞している状態をいいます。花粉症は外邪(がいじゃ:外から人体を侵す邪気)によって体内の水分代謝異常がおこり、水分量の過剰が鼻水になって現れたもの。そのため水分代謝異常を改善する漢方薬が用いられます。また手足の冷えが強い場合には、体を温める漢方薬を用います。これらに効果がなく、慢性鼻炎や副鼻腔炎を合併しているような場合には、膿を出すような漢方薬を用います。

    また、中医学では、免疫力が低下している時や異常がある時に、強い外邪(がいじゃ)にあたるとアレルギー症状が現れると考えられています。そのため、免疫力を高め、外邪(がいじゃ)を寄せ付けない体を作るために体質を改善するための漢方薬を用います。ただし、体質を改善するのは時間がかかりますので、体質改善のための漢方薬は花粉症の症状が出てから服用するのではなく、花粉症のシーズンが来る前に体質改善を終わらせるようにするのがポイントです。

    水毒用の漢方、体質改善の漢方、どちらの場合でも大切なのは、東洋医学を専門とするお医者さんや薬剤師さんなどの専門家によく診てもらうことです。漢方薬は天然の素材を原料にしているため、身体にやさしく副作用もないよう思われますが、使い方を間違えると副作用が出る可能性もあるのでご注意を。

    【花粉症にならないために、また症状を和らげるために…】

    わたしたち現代人は医療が著しく進歩したあまり、薬さえ飲めば病気は治ると考えるようになってしまいました。病気の治療として、生活指導、食事指導、投薬がされても、患者が服薬だけで生活を改めなければ病気を治せないかもしれません。当たり前のことですが、適度の運動、規則正しい生活、バランスの良い食事を心がけてください。
    特に花粉症のシーズンに暴飲暴食、アルコール摂取は厳禁。次の日に症状が悪くなるはずです!
    また、ひどい冷え症の人は身体を冷やす食事や飲み物は避けましょう。現代人は冷たい飲み物を摂りすぎる傾向があるので、冷蔵庫で冷やした飲み物ではなく、常温の飲み物を飲むように心がけて。トウガラシやショウガを食べると体中が温かくなるのは皆さんよく実感できると思いますが、その逆に冷たい食べ物、飲み物は体中を冷やしているのです。青汁などはビタミン、ミネラルなど色々な成分が一度に摂れて、健康に良いように思われますが、身体を冷やすことがありますのでご注意ください。
    漢方になじみのない方も、「お茶」で手軽に対策することからはじめましょう。シジウム茶、甜茶、シソの葉茶、ルイボスティーなどの健康茶がおすすめです。

    【花粉症にならにために、また症状を和らげるために…】

    【お話をしてくださった方】

    宮嶋雅也(みやじま まさや)

    宮嶋雅也(みやじま まさや)

    日本漢方生薬ソムリエ協会認定 漢方ソムリエ
    大学卒業後、漢方生薬メーカーの営業として約20年、漢方医と関わるなかで、生薬の魅力に惹かれる。古書などの知識も豊富で、病医院での生薬勉強会の講師も務めている。初代漢方ソムリエ4人の中のひとり。

    ※日本漢方生薬ソムリエ協会認定 漢方ソムリエとは
    2013年5月に発足。生薬に携わる者の知識レベルを確保し、それら業務に携わることのできるリーダー(漢方生薬ソムリエ)の養成を目的として、大学、生薬メーカー・卸などの関係者らによって設立。

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