HOMEPhyt’s Journal イライラ、肌荒れ、不眠…。春の不調を予防する、ちょっとした3つの心がけ
  • イライラ、肌荒れ、不眠…。春の不調を予防する、ちょっとした3つの心がけ

    健康的な美しさのための、ちょっとしたコツをお届けする「キレイの処方箋」。今回は、漢方薬局ハレノヴァの藤村綾子さんに、季節の変わり目にありがちな春の不調を予防する心がけや行動についてうかがいました。

    暦の上では春でも、まだまだ寒い日が続きますね。でも、桜がちらほら咲いてきて、少し春めいてきました。
    春は、だんだんと暖かくなり、お花見などのイベントが楽しみになる季節。その一方で別れや新しい出会いの季節でもあり、ストレスを感じやすくなる季節でもあるためハレノヴァでは、漢方相談のお客様がいつもより多くなります。
    ・なんとなくイライラする
    ・肌の調子が悪い
    ・ぐっすり眠れない
    …そんな不調をこの時期に感じたことがある方も多いのではないでしょうか。
    そこで今回は、そんな春の不調を予防するための、3つの心がけについてお話ししたいと思います。

    【心がけその1 ストレスを上手にコントロールしましょう】

    ●気温の変化に気をつける

    春の気候は変わりやすく、暖かくて上着がいらない日もあれば、真冬に逆戻りしてしまうような日もあります。寒い日にちょっとぐらい大丈夫と思って薄着でいると、身体はストレスを感じます。ストレスは心で感じるものだけでなく、身体に負担がかかった時にも受けるものなのです。
    また、冬の間にたまった冷えの影響で血の巡りが悪くなっているため、少しの寒さでも身体は冷えやすくなっています。
    春を先取りしておしゃれしたい時も、温かいインナーなどを活用し、身体に負担をかけないようにしましょう。

    ●旬の食材や香りの良い食材を摂る

    旬の食材や香りの良い食材を摂る

    中医学の「五行説※」という考えでは「春」は「肝(かん)」と関わりが深い季節です。「肝」は、西洋医学でいう肝臓の働きのほか、感情のコントロールや血液循環を調節している臓器と考えます。肝の働きを高めるためにも、食は大事な要素。摂取する食材を見直してみることをおすすめします。

    「苦味」の食材は肝の高ぶりを鎮め、「酸味」と「甘味」のある食材は肝の働きを助けると言われています。香りの良い食材は、気(き)※の巡りを良くします。
    つまり、漢方では、「苦味」のあるもの、「酸味」と「甘味」のあるもの、そして香りのよいものは、春のストレスや不調を和らげる働きがあると考えます。

    これらの食材の例を表にお示ししましたが、春に旬を迎えるものが多いですよね。食卓にも春を呼び込み、旬のものを積極的に取りましょう。

    「苦味」の食材 ふきのとう、ふき、たけのこ、菜の花、たらの芽、わらび など
    「酸味」と「甘味」の食材 いちご、さくらんぼ、キウイフルーツ、ヨーグルト など
    香りの良い食材 セロリ、三つ葉、せり、かんきつ類 など

    ※五行説(ごぎょうせつ:自然界や人間の体を5つの要素に当てはめるという考え方)
    ※気(き:生命活動のエネルギー)

    ●リラックスを心がける

    春は暖かく活動的になり、気持ちにもエンジンがかかって、パワー全快で色々なことにチャレンジしたくなる季節です。その一方で気持ちが先走り、身体や心のストレスに鈍感になりがちです。そんな季節だからこそ、毎日の生活を大切にし、意識してリラックスする時間を取りましょう。
    少しぬるめのお風呂にゆっくり入ったり、好きな音楽を聞いたり、軽く運動したり…。アロマオイルやハーブティーで心を落ち着かせるのもおすすめです。

    【心がけその2 カラダの外に「出す」ケアを心がけましょう】

    【心がけその2 カラダの外に「出す」ケアを心がけましょう】

    漢方では、春は、寒い冬の間に溜まったものを身体の中から外へ出す季節と考えられています。花粉症で鼻水やくしゃみが出たり、吹き出物や湿疹が出て肌荒れしやすいのも、冬の間に体内に溜まった余分なものを、外向きの力によって体外に出しているとも考えられます。この自然の流れに逆らわず、身体の中に溜まっているものは「出す」というケアを心がけましょう。例えば、適度な運動や入浴で汗をかく、便通を整える、感動の涙を流す、感情を押さえ込まずに発散させる、などがおすすめです。きちんと「出す」ことで、入るべきものが、きちんと入ってくるのです。

    【心がけその3 生活リズムを整えましょう】

    【心がけその3 生活リズムを整えましょう】

    春は、気候や環境の変化が重なり、自律神経が乱れやすい季節です。自律神経は、緊張モードの時に高まる交感神経とリラックスモードの時に高まる副交感神経からなり、この2つの神経をうまく切り替えることで、身体や心のバランスを保っています。

    大きく分けると、日中は交感神経、夜間は副交感神経が司っているので、だるいからといって昼間にゴロゴロしたり、昼寝をしたりしすぎると、自律神経の切り替えがうまくいかず、夜に十分眠れなくなり、更なる不調を招きます。

    毎日決まった時間に寝起きし、朝、起きたら太陽の光を浴びて、3食きちんと取り、夜12時までには就寝する、そんな規則正しい生活を続けることで、自律神経の働きが整い、心身ともに快適に過ごせるようになります。

    いかがでしょうか?
    ちょっとした心がけで、春の不調がぐんと和らぎますので、ぜひお試しくださいね。
    でも、あまりストイックになりすぎると、それがストレスになりますので、何事もほどほどに、旬のフルーツを毎朝とったり、すまし汁に三つ葉を散らしたり、アロマオイルなどでリラックスしたり…、毎日の習慣に取り入れやすいものから始め、気持ちよく春を過ごしましょう。

    【お話をうかがった人】

    藤村綾子(ふじむら あやこ)

    漢方薬局ハレノヴァ 薬剤師

    自然豊かな環境で小さいころから十薬(どくだみ)などの民間薬に慣れ親しんで育つ。いつの間にか漢方薬の魅力に惹かれ大学院では生薬科学を専攻。漢方薬メーカーでの研究職を経て現職。薬膳食材やスパイスを使ったレシピ提案も手掛ける。漢方薬・生薬認定薬剤師。

PHYT'Sのお得な情報をお届けします。

新商品やキャンペーンのお知らせなどを不定期でお送りいたします。
ぜひご登録ください。

  • いいねランキング

Follow me PHTT'S on tweet