HOMEPhyt’s Journal 夏の不調を予防する、3つのちょっとした心がけ
  • 夏の不調を予防する、3つのちょっとした心がけ

    健康的な美しさを叶えるための、ちょっとしたコツをお届けする「キレイの処方箋」。今回は、漢方薬局ハレノヴァの藤村綾子さんに、漢方を活かして「夏の不調を予防する、日々のちょっとした3つの心がけ」をお聞きしました。

    夏は、身体がだるい、やる気が出ない、食欲がない・・・といった症状に悩まされがちですよね。「暑さだけでなく湿度も高い日本の夏は、漢方の考えを取り入れた生活を心がけることで、ずっと楽に過ごせるようになりますよ。」と藤村さん。その3つのポイントを、わかりやすく解説していただきました。

    【心がけその1 胃腸を元気にしましょう】

    ・具体策:冷たい食べ物や飲み物を摂りすぎない!

    アイスクリームや氷の入ったドリンクなど常温以下のものを摂りすぎると、胃腸に負担がかかってしまいます。胃腸が弱ると消化吸収の機能が落ちて、身体に栄養が行き渡らなくなり、だるくて疲れやすくなったり、むくんだりすることに…。また、スタミナをつけようとして焼肉などを食べすぎるのは逆効果! 穀類やイモ類、野菜、海藻などを中心にバランスの取れた食事を心がけてくださいね。

    ・具体策:涼性や寒性の食材を上手に取り入れましょう!

    漢方では、食材に「熱」・「温」・「平」・「涼」・「寒」の5種類の性質があると考えられています。涼性や寒性の食材は体を冷ますといわれており、キュウリやトマトなどの夏野菜が該当します(下表参照)。暑い日に、冷たいものが欲しくなったときは、涼性や寒性の食材を食事にとりいれてみてください。身体の熱がとれ、すーっと楽になりますよ。ただし、虚弱体質の方や夏場でも冷えを感じる場合には、食べ過ぎないようにしてくださいね。

    涼性の食材 キュウリ、ナス、レタス、ハトムギ、豆腐、緑豆 など
    寒性の食材 スイカ、トウガン、トマト、ゴーヤ、モヤシ など

    ・具体策:スパイスを活用する

    東南アジアやインドなどの暑い国のように、辛くてスパイシーな食事をとるなどしてスパイスを上手に活用することも、夏バテの予防に効果的です。

    お腹から温めて胃腸の働きを健やかにするもの(シナモン、スターアニスなど)もあれば、身体を温めて熱を体表から発散させ、結果的に身体を冷ますようなスパイス(ジンジャー)もありますのでうまく活用してくださいね。

    ジンジャーを使った、スパイシーレモネードのレシピはこちら

    【心がけその2 適度な運動を心がけましょう】

    漢方では夏は「陽気(ようき)が盛んな季節」と考えます。陽(よう)とは、火に代表されるような明るさや温かさ、内側から外側へ発散するような性質のこと。人間の身体でも、夏は陽の性質に合わせ、適度に運動をして発汗し、気持ちも発散させることが大切です。体内の陽気を発散しないと、熱がこもって、イライラやのぼせ、動悸などを引き起こしてしまいます。軽く汗ばむ程度の運動を心がけると、気※や血※が巡り、夏を元気に過ごすことができますよ。

    ※気(き:生命活動のエネルギー)    ※血(けつ:西洋医学の血液とほぼ同じ意味で栄養や潤い)

    【心がけその3 十分な睡眠をとりましょう】

    昼間に汗をかいて失われた水分を補うためにも、実は十分な睡眠をとることが大切です。水分を補うために睡眠?と思われるかもしれませんが、漢方では、寝ている間に「陰(いん:身体の潤い)」が補われると考え、夜間の十分な睡眠が、日中の活動を支えていると言われています。夜更かしや不規則な生活は、陰虚※や気虚※にもつながり、熱中症にもなりやすくなってしまいます。

    夏は、四季の中でも日中の消耗が特に激しく、睡眠がとても重要となります。寝苦しい季節ですが、快眠グッズなどを取り入れて、十分な睡眠をとるようにしましょう。

    ※陰虚(いんきょ:身体に必要な水分が不足している状態)    ※気虚(ききょ:身体のエネルギーが不足している状態)

    藤村さんによると、夏の疲れがたまったまま秋を迎えると、不調がおこりやすくなったり、冬にも影響が残ったりするそうです。夏の先に待っている季節を元気に過ごすためにも、漢方の考えを取り入れてみてはいかがでしょうか。


    写真:Thinkstock / Getty Images


    【お話をしてくださった方】

    藤村綾子(ふじむら あやこ)

    漢方薬局ハレノヴァ 薬剤師

    自然豊かな環境で小さいころから十薬(どくだみ)などの民間薬に慣れ親しんで育つ。いつの間にか漢方薬の魅力に惹かれ大学院では生薬科学を専攻。漢方薬メーカーでの研究職を経て現職。薬膳食材やスパイスを使ったレシピ提案も手掛ける。

    漢方薬局ハレノヴァ

    〒530-0053 大阪市北区末広町3-21

    TEL 06-6312-8429

    営業時間 10:00~19:00(平日)

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